こんにちは(*’▽’)  くらそうです。
立冬を迎え、どうやら紅葉も深まりだしました。

蔵創の支店のある取手に『旧取手宿本陣染野家住宅』があります。
水戸藩主がお泊りになったというお家、そして今週末は直筆の掛け軸が公開されるとの事で、見学に行きました。
大きなかやぶき屋根、正面に入り母屋破風がついて、なんとも風格がありますね。
昭和50年代まで染野家でお住まいになっていたのを取手市に寄贈され、本格的な解体修理工事は平成に入ってから。
完成、公開は平成9年からだそうです。ビデオを見せていただいて、解体工事の様子を知ることが出来ました。
身分の高い人が使う部屋と家人の部屋は、長押(なげし)の有る無し、壁の色も塗り分けてあります。
大名が使う3つ続きの部屋は、一から三の間まで通して見た時に、奥の(三の間)部屋が大きく見えるように、畳の大きさを変えて(本当は8畳のところを10枚にして奥の3枚を細長くして!)あります!
3つ同じ大きさの部屋が並ぶのは縁起がよくないので、という理由もあるそうです。
本日公開の掛け軸は、徳川慶喜のお父さん、徳川斉昭(なりあき)が、利根川を渡る最中に詠んだ歌を出立の際に部屋の天袋に貼り付けて行ったものだそうです‼ (なかなかの句が詠めたぞ)なんて感じだったのでしょうか(^^♪)
後日、この句を石に刻み、染野家に送っていますしね。
 ~~~さして行く 棹のとりてのわたしふね思ふ 方ニハとくつきにけり~~~1840年

平成の改修工事の時には、建築当初までの改修ではなく、明治の郵便局として使われた時代の状態にしたということですが、建物本体は築225年、それでも木材はまだまだ健在であり、それが不思議でも何でもないということが頼もしい。

木材を乾燥させるとき昔は自然乾燥をしていたので、建ててからの歪みが少ないのです。そして、熱乾燥でない自然乾燥をした木材は、年数を経て硬度を増していきます。その硬度が一番高くなるのが200年なのです。
 「いやいや、傷んで修理したんでしょ?」って、思いますよね。
傷むのは、人が触った部分(畳、障子、板の間など)で、あと、かやぶきは葺き替えますが、家を支える構造部分はみんな使っていましたね(ビデオより)。梁は特に、かまど炊きで「すす」が付き、強度を増し、防虫にも役立っています。

考えてみると、近代の洋風建築を取り入れてからの住宅は、そもそも国外の気候のものだったわけですから、まだ改良していくのが良いのでしょうね。

『旧取手宿本陣染野家住宅』は、入場無料です。ぜひ見に行ってみてくださいね。
旧取手宿本陣染野家住宅






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